FDA/PI染色液は、哺乳類細胞、酵母、花粉粒など、さまざまな細胞種の生存率を評価するための蛍光色素の組み合わせです。FDA（フルオレセインジアセテート）は、非蛍光性の色素であり、生細胞のエステラーゼ活性によって加水分解され、緑色蛍光物質であるフルオレセインを生成します。FDAは、細胞膜が完全な生細胞内に保持され、生細胞マーカーとして機能します。 PI（ヨウ化プロピジウム）は赤色蛍光の膜非透過性色素であり、膜が損傷した死細胞に選択的に浸透します。PIはDNAおよびRNAにインターカレーション（挿入結合）することで結合し、その際、蛍光強度が20〜30倍に増加します。PIは一般的な死細胞マーカーとして広く使用されています。
| Fluorescein Diacetate Stain | |
| 分子式 | C24H16O7 |
| 分子量 | 416.38 g/mol |
| 外観 | 透明の液体 |
| 細胞透過性 | 膜透過性を有する |
| 励起／蛍光波長 | 494/521 nm (フルオレセインに変換後) |
| 容量 | 1 x 0.5 mL |
| 保管温度 | -20℃にて暗所保存 |
| Propidium Iodide Stain | |
| 分子式 | C27H34I2N4 |
| 分子量 | 668.39 g/mol |
| 外観 | 透明の液体 |
| 細胞透過性 | 膜不透過性を有する |
| 励起／蛍光波長 | 493/636 nm (水溶液中) 533/617 nm (核酸と結合時) |
| 容量 | 1 x 0.5 mL |
| 保管温度 | 4℃にて暗所保存 |
| Cat # | 製品名 | 包装 |
| F23214 | Fluorescein Diacetate/Propidium Iodide Stain (500サンプル分) | 2 x 0.5 mL |
| F23215 | Fluorescein Diacetate/Propidium Iodide Stain、無菌ろ過済み | 2 x 0.5 mL |
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