アクリジンオレンジ染色液は、核酸に結合する細胞透過性の蛍光試薬です。二本鎖DNA(dsDNA)に結合すると緑色に、一本鎖DNA(ssDNA)やRNAに結合すると赤色に蛍光を発します。
アクリジンオレンジ染色液は、ヨウ化プロピジウム染色液(F23003)と併用することで、LUNA™シリーズの自動蛍光セルカウンターにて細胞の生存率を評価することができます。生存している有核細胞は緑色の、死滅している有核細胞は赤色の蛍光を発します。 フェルスター共鳴エネルギー移動(FRET)の作用により、死細胞ではヨウ化プロピジウムのシグナルがアクリジンオレンジのシグナルを吸収するため、二重陽性の結果が回避されます。
分子式 | C17H20CIN3 |
分子量 | 301.82 g/mol |
外観 | 透明の液体 |
細胞透過性 | 膜透過性を有する |
励起/蛍光波長 | 500/526 nm (dsDNAに結合した場合) |
460/650 nm (ssDNAもしくはRNAに結合した場合) |
Cat # | 製品名 | 包装 |
F23002 | Acridine Orange Stain (1.0mL) | 2 X 0.5mL |